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ロタウイルスワクチンがついに定期接種化へ!!

こんにちは。子育てママのゆきです。

これから出産を控えている皆さんへお知らせです。
厚生労働省がロタウイルスワクチンを新たに定期接種の対象とすることを決めました。
2020年8月生まれ以降の赤ちゃんが対象で、2020年10月から開始されます。
初回接種の標準的な摂取期間は、生後2か月から生後14週6日までとなっています。
手短かにニュースの内容をお伝えしましたが、そもそもロタウイルスって何?という方もいらっしゃると思いますので、まずはそこからお話していきましょう。

●ロタウイルス胃腸炎とは?

ロタウイルス胃腸炎は「白色便性下痢症」と呼ばれ、赤ちゃんの嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)の代表格でした。
発症すると、胃腸炎を起こし激しい嘔吐と下痢を繰り返します。
ご家族にも感染することが多い病気です。
ロタウイルスに感染すると、通常は下痢や嘔吐を認めます。
重症化すると入院治療が必要になることもあります。
主に4か月~23か月の乳幼児に重度の脱水症を認めると言われています。
(実際には、5歳未満の乳幼児では、ロタウイルス胃腸炎により全国で年間約26000人~78000人が入院しているのです。)
今までは有効な予防策はありませんでしたが、ロタウイルスの接種(内服)により感染を予防、または罹っても症状を軽症化できるようになりました。
今のところ、脱水に対する点滴治療などの対症療法が唯一の治療法で、抗ウイルス薬はありません。

ロタウイルスワクチンとは?

ロタウイルスワクチンは口から飲む生ワクチンです。
『ロタリックス』と『ロタテック』の2種類があります。
いずれもウイルスの毒性を弱くしたロタウイルスが用いられています。
ワクチンには甘い味がついていて、赤ちゃんでも飲みやすく作られています。
両ワクチンは、生後6週から初回接種を開始し、少なくとも4週間の間隔を置いて接種します。
どちらのワクチンを接種するかによって接種回数が異なるため注意しましょう。

『ロタリックス』:生後6週〜24週までに2回
『ロタテック』:生後6週〜32週までに3回

原則、初回にロタリックスを受けて2回目にロタテックに変更するということは出来ないので、ご自分のお子さんが予防接種を受ける小児科ではどちらを扱っているか等事前に情報収集しておいて、スケジュールを立てておくことも大切ですね。

●ワクチンの効果は?

ワクチンの効果について日本小児科学会では、両ワクチンとも全てのロタウイルス胃腸炎を約80%予防し、重症のロタウイルス胃腸炎に限ると、その予防効果は約95%であると述べられています。
またその予防効果はその後2~3年続きます。

●注意すべきは副反応

ロタウイルスワクチンの最も注意すべき副反応は腸重積です。
頻度としては乳児10万人中1~2名というかなり低い確率ですが、報告されています。
腸重積は、腸の一部が腸の中に潜り込んで重なってしまい、壊死してしまいます。
接種後に、繰り返し起きる嘔吐、泣きと不機嫌を繰り返す、顔色が悪い、お腹の張り、いちごジャムのような血便のような症状が見られた場合は、速やかに病院を受診してくださいね。

●現在のワクチンの費用は?

ワクチンの費用は、ロタリックスとロタテックどちらを選択するかによって異なります。
・ ロタリックス:1回につき12,000~15,000円程度
・ ロタテック:1回につき7,000~10,000円程度
前述のとおり、ロタリックスは2回、ロタテックは3回の接種が必要なので、費用に関しては接種回数も考慮してくださいね。

●今回の定期接種化というのは?

現在はまだ、ロタウイルスワクチンは、任意接種のため接種するにはお金がかかります。
上記の値段を見ると結構な費用がかかりますよね。
それが今年(2020年)10月から定期接種になり、公費(無料)で受けられるようになるのです。

いかかでしたか。
定期接種化に向けて、ロタウイルスワクチンについて理解を深めていただけたらと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

引用・参考:厚生労働省HP、日本小児科学会HP

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