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妊娠「してしまった」と感じたら読んで欲しいコラム

こんにちは、助産師のみづきです。
今回のテーマは中高生の妊娠についてです。

このコラムを読んでいる方の中には、もしかしたら実際に妊娠をした女性もいるかもしれません。もしそうだとしたら、安心安全の場で現状をお話ししていただければと思います。そして、助産師はいつもみなさんの味方です。
当社が運営する助産師検索サイト「Meets the Midwife」はこちら
https://mtmidwife.jp/

このコラムの筆をとったのは新型コロナウイルスの影響による一斉休校要請以降、中高生の妊娠相談が過去最多というニュースを目にしたからです。

中高生の妊娠相談が過去最多に 「一斉休校で増加」慈恵病院が発表【新型コロナ】

https://www.huffingtonpost.jp/

中高生の妊娠、いわゆる若年妊娠には様々なリスク(危険)があるといわれています。「若年」妊娠の定義は15歳以下という報告もありますが、最近では10代の妊娠を総じて若年妊娠ということが多いです。特に15歳以下の場合、体の発育も発達途上であり、妊娠や出産に関して、子宮の増大に身体が絶えられなかったり、骨盤が小さかったり、身体的にもトラブルが起きることが多いです。また、産婦人科受診の遅れや出産に対する構えが取れないことによる準備不足なども起こりやすく、助産師も注意して経過を看ていきます。
 近年の動向としては、10代の出産数はあまり増えていませんが、中絶の数は増えています。全妊娠との比較でも、妊娠したうちの中絶の割合は、3人に2人という結果になっています。(厚生労働省統計,平成29年度衛生行政報告例の概況)
やはり、中高生の妊娠と中絶には密接な関係があるといえます。

もし、望まない妊娠をしてしまったら

望まない妊娠に至った経緯は様々考えられます。性的暴力、同意のあった妊娠だが避妊しなかった、避妊したが出来てしまった、妊娠についても同意を得ていたと思っていたが相手と連絡が取れなくなり育てられなくなった…など、どちらにせよ「困った、不安」と感じることと思います。
 まず最も大切なのは、安心安全の場を保証してくれる大人に相談することです。なぜなら妊娠22週という時期を過ぎると、法律上中絶はできません。「産む、産まない」の判断にはタイムリミットがあるからです。ここでいう、「安心安全を保証する大人」とは、産婦人科医や助産師、保健師などの医療従事者、学校の先生、親、友人の親などあなたが安心して話せる人で大丈夫です。もし、誰も話す人がいない…と感じたら、最初の記事に出た妊娠相談窓口(http://ninshin-sos.jp/)等にまずは電話をしてみてください。

どんな状況でも、あなたは守られていい

 もしも、このコラムを読んでいる中に、望まない妊娠や、妊娠したかもしれないという不安で押しつぶされそうな方がいらっしゃれば、助産師からひとつだけメッセージを送らせてください。それは「どんな状況で、どんな経緯で今あなたが悩んでいても、誰もあなたのことを批判する資格はありません。あなたは絶対に守られていい。」ということです。
もちろん、今後について一緒に考えていかなければならないこと、もしかしたら行動を改めないといけないこともあるかもしれません。でも、あなたを批判できる人はだれもいません。そして、多くの大人はあなたを守りたいと考えています。少なくとも、私はあなたに何かできる事があればとおもいこのコラムを書いています。
先日、SNSなどで「#中高生の妊娠相談」というハッシュタグで、心無いリプライなどもたくさん見受けました。しかし、あなたのからだを守るための知識も、手段も、今の日本では手に入りにくいことを私たちは知っています。だからこそ、今後あなたの人生を一緒に考えさせていただければと思います。

最後に

 今回のコラムは、現在増えている中高生の妊娠についての現状を社会全体に知っていただきたいという想いと、「もしもこのコラムが不安なあなたに届いたら。」と想いを馳せて書かせていただきました。私たち助産師は、生れる瞬間だけでなく、性教育から産む産まないの選択まで、女性や家族のことなら何でもお話しを聞いて、あなたの力になりたいと思っています。もしお困りの方がいらっしゃいましたら、是非あなたの近くの助産師さんに相談してくださいね。