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知りたい!子宮筋腫

こんにちは。子育てママのゆきです。

みなさん子宮筋腫ってご存知ですか?婦人科疾患の 中で最も多く、35歳以上の女性の4~5人に1人(20~30%)の割合で発生すると言われて います。

今日はその子宮筋腫という病気についてお話ししたいと思います。

子宮筋腫って?

子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。良性のためどんなに大きくなっても命に かかわることはありません。そして、子宮筋腫が悪性腫瘍に変化することも基本的にはありません。

原因は?

原因ははっきりとはわかっていませんが、卵巣から分泌される2種類のホルモンが子宮筋腫の成長に関係していることが分かっています。そのため、子宮筋腫は卵巣ホルモンの分 泌が盛んな成熟期の女性に多く発生し、更年期以降になると小さくなっていく傾向があります。

子宮筋腫って種類があるんです

子宮は外側から漿膜、子宮筋層、子宮内膜という3層構造になっていて、そのどの部分に発生するかによって「漿膜下筋腫」「筋層内筋腫」「粘膜下筋腫」に分類されます。

子宮筋腫の症状って?

実は子宮筋腫の半数以上は無症状といわれていて、子宮筋腫があっても気づかないという方も多くいるのです。子宮筋腫の発生場所や、大きさによっては以下の症状が現れる場合があります。

●過多月経

子宮筋腫でもっとも多い症状です。出血量が多い、月経が10日以上続く、レバーのような大きな血の塊がたくさん出るなどが目安となります。出血量が多いため、貧血になることもあります。

●不正出血・おりもの

粘膜下筋腫があると、持続的に出血したり、月経以外の出血(不正出血)が見られたり 水っぽいおりものが増えることがあります。

●月経困難症・下腹部痛・腰痛

月経の時に起こる下腹部痛、腰痛、発熱、頭痛、吐き気などの症状が日常生活に差し支えるほど強く現れることがあります。月経期間以外の時期に下腹部痛や腰痛が現れる人もいます。

●圧迫症状

子宮筋腫が大きくなり、周囲の臓器を圧迫することで、頻尿・尿失禁、尿閉や、便秘などがおこることがあります。

子宮筋腫の治療

子宮筋腫には様々な治療法があります。主治医とよく相談して、可能な選択肢の中から自分の病状や希望に合った治療法を選択します。

●症状がない場合

子宮筋腫は、直接体に悪い影響を与えるものではありません。

検査で子宮筋腫が見つかっても症状がないか、あっても日常生活に支障がない場合は経過観察で様子をみます。

その場合は6か月~1年ごとに定期検診を受けて、子宮筋腫の状態をチェックしましょう。

●症状がある場合

日常生活に支障をきたすような症状があれば、治療が必要となります。治療には様々な選択肢があります。

手術療法には、子宮筋腫だけを核出(切除)する「筋腫核出術」と、子宮全体を摘出する「子宮全摘術」があります。筋腫核出術は子宮を残すので妊娠・出産が可能ですが、子宮全摘術を行えばその後妊娠できなくなります。

したがって、今後妊娠を希望するかどうかが手術法を選ぶ決め手になります。
また手術以外では薬物療法を選択することもできます。

薬物療法の種類
薬物療法は、子宮筋腫による症状を緩和するための対症療法と、子宮筋腫を小さくするための内分泌療法があります。

●対症療法

月経困難症に対して:強い生理痛や下腹部痛に鎮痛剤が使われます。
補助的に漢方薬も使われます。

過多月経に対して:止血剤、エストロゲン・プロゲステロン配合薬が使われます。

鉄欠乏性貧血に対して:過多月経に伴って起こります。食事だけでは補給しきれないため鉄剤で対応します。

●内分泌療法

GnRHアゴニストというホルモン剤を使って、卵巣ホルモンの分泌を抑えて、短期間月経を止め、筋腫を縮小させます。

筋腫核出術や、子宮全摘術を予定している方で手術前に縮小させておきたいときなどに有効です。

また更年期に近い方に対しては、一時的にエストロゲンの分泌を抑え、閉経状態にして筋腫を縮小させ、手術を回避する方法もあります。

以上主な子宮筋腫の治療法をお伝えしましたが、今回お伝えしていない治療法もあります 。

その方のご年齢、結婚歴、妊娠の希望があるか等、ライフステージによってどの方法がベストなのかはお一人お一人によって違います。

月経困難症や症状がある方は一度、産婦人科でご相談されてみてはいかかでしょうか。

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