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会陰切開の傷どうすれば楽になる? ~会陰切開後のセルフケア・ウォシュレットについて~

こんにちは。子育てママのゆきです。

今日は産後のママさんの苦痛のひとつ、会陰切開の傷についてお話したいと思います。

私も一人目の出産後に会陰切開を縫い合わせた後の傷がとても痛くて、忘れられない思い出となっているため、自分の経験談も交えてお話しできたらなと思っています。

まずは会陰切開とは?というところからお話していきましょう。

出産の際、通常は会陰部が十分伸びるのを待ちつつ、裂けてしまうことがないように赤ちゃんを取り出したいのですが、赤ちゃんがしんどくなってきて、早くお産にしてあげたいときや、「吸引分娩」「鉗子分娩」を選択する際には、会陰切開を行うことになります。

会陰切開は分娩中に局部麻酔の注射をしてから行います。無痛分娩を選択していて、麻酔効果が十分得られている場合にはそのまま切開を行います。

切開の方向はそのときの状況によって医師が判断します。
切開の長さは、赤ちゃんの頭の大きさや会陰部の伸び次第で決まりますがだいたい2~3cmです。

会陰切開の傷の痛みいつまで続く?

赤ちゃんが生まれて、後産を済ませた後、切開の傷と自然にできた裂傷部を縫い合わせます。
産後3日間くらいは傷そのものが痛みますが、そのあとは、縫合した糸が引きつることで痛みが続きます。

最近は、抜糸をしなくてもよい自然に溶けていく糸(吸収糸)を使う産院もありますが、5~6日で抜糸をすると痛みはかなりましになります。
吸収糸の場合でも痛みが強い場合は、医師に相談して抜糸をしてもらうこともできますよ。

私が出産した病院も、抜糸しなくてもいい糸を使用していたため、縫合した糸は抜糸せずにそのまま退院となりました。
そのため、退院後は傷そのものというより、糸が引っ張る感じがとても痛くて大変だったのを覚えています。
痛い間は、鎮痛剤を飲んだり、ドーナツクッションに座ったり、とにかく横向きに寝転がって創部が当たらないようにしていました。
実際糸が溶けて違和感が全くなくなるまでには、2~3週間くらいはかかったと思います。
記憶としては一か月健診のころには違和感なく座ることができていました。

会陰切開の傷早く治すためには?

産後の体がしんどい時、少しでも早く痛みから解放されたいですよね。
次に会陰切開の傷を悪化させず回復させるためのセルフケアについてお話していきます。

まず傷を早く回復させるには、清潔を保つのが一番です。

産後は悪露で局部が汚れがちなので、トイレのたびに気を付けることが大切です。

悪露とは??

出産直後から、子宮の中に残った赤ちゃんを包んでいた卵膜や、胎盤、血液、粘膜、分泌物が排泄されます。これを悪露といいます。
個人差はありますが、おおよそ15日~30日かけて悪露が排泄され、妊娠前の子宮の状態へ戻っていくのです。
悪露は日にちが経つにつれて量が少なくなり、色も鮮やかなものから褐色に変化していきます。
悪露の変化は、子宮の回復を判断する一つになっています。経腟分娩、帝王切開に関わらず、悪露は排泄されます。

①産褥パットはマメに交換を

悪露の量には個人差があり、また期間もさまざまです。
生理時よりも量が多い場合があり、悪露でデリケートゾーンが蒸れやすくなっています。
また出産から間もない時期は、子宮口が開いているため、細菌が体の中へ入り感染しやすく、また傷口があると傷から細菌が入って化膿してしまう場合もあります。
デリケートゾーンのかゆみや、感染予防のためにも、産褥パットはマメに交換し、清潔を保ちましょう。

②傷口を洗えるウォシュレット

創部を清潔に保つ一つの方法として、ウォシュレットで洗い流すこともおすすめです。
産後は傷に産褥パットが触れるだけでも痛くなり、トイレ後に傷口に触れることが怖くなってしまうことも。
拭き上げることが怖くなると、悪露が固まってしまうこともあります。
ウォシュレットなら傷口に触れることなく洗浄することができます。
しかし使うときに注意したいことがあります。


ウォシュレットは水圧や洗浄位置を調整できますよね。
水圧が強い状態で傷口に直接当てると、とても痛むことがあります。
産後初めてウォシュレットを使う場合は、水圧を一番弱くしてから、少しずつ調整するとよいでしょう。
また水圧が強すぎる場合は水流で流すはずの悪露が外陰部の内側へ入ってしまう可能性もあります。
優しく洗い流せる程度の水圧にしておきましょう。

③ウォシュレット当てすぎるのもよくない?!

これは会陰切開の処置をされた方に当てはまりますが、創部を清潔にしないと治るのが遅くなると思い、一生懸命痛みに耐えながら洗浄しがちなようです。
それがかえって炎症を強め、傷の治りを遅らせてしまうことになります。

回復を遅らせてしまっては本末転倒ですので、適度な利用を心がけましょう。

④ウォシュレットがない場合は清浄綿やシャワーで清潔に

ウォシュレットが自宅にない場合もありますよね。
ウォシュレットはおすすめだからと言って必須ではありません。

ウォシュレットがない場合は、産院でもらうお産セットに入っていることも多い、清浄綿や消毒綿でのふき取りでも大丈夫です。
清浄綿や消毒綿は、コットンへ消毒液を染み込ませたもので、水分をたっぷりと含んでいます。悪露の拭き上げのほか、授乳時などにも使います。
水分をたっぷりと含んでいるので、会陰切開の傷口に触れても痛くなりにくく、また悪露もきれいに拭き取ることが出来ます。
トイレでは産褥パットと一緒に手の届くところに置いておくと便利です。
そのほかに、シャワー時にたっぷりの水で洗い流すことも大切です。
シャワーの水流が当たると痛むこともあるので、優しい水流で洗い流すのがいいでしょう。

⑤なるべく刺激しない

座るときはドーナツクッションを当てるようにして、傷口を圧迫しないようにしましょう。
むやみに歩き回らず、なるべく横になって安静にすることも大切です。
私も、食事の際も車に乗るときも、ドーナツクッションが手放せませんでした。

いかがでしたか。今回は産後の悩みのひとつ、会陰切開の傷に対するケア方法についてお話しました。
会陰切開部のウォシュレット使用については、まだあまり文献がなく悩まれる方も多いと思います。
ウォシュレットに対しても様々な考え方があり、これが全てではありませんが一つの資料として参考にしていただけたらと思います。

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