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子どもの胃腸炎流行っています!

こんにちは。子育てママのゆきです。
皆さんお正月はゆっくり過ごされましたか?
今年も、妊娠・出産・子育てにまつわるコラムを皆さんにお届けしていけたらと思っていますのでよろしくお願いします。
さて、1月に入り、私の勤める小児科外来では、胃腸炎が大流行しています。
皆さんの周りでは、流行っていませんか?
小さいお子さんが、下痢や嘔吐で苦しんでいたら心配ですよね。
今日は胃腸炎についてお話ししたいと思います。

子どもの急性胃腸炎はこんな病気

急性胃腸炎とは、ウイルスや細菌に感染することによって、腹痛や下痢、嘔吐などの症状を起こすことをいいます。
こうしたことから、急性胃腸炎は、感染性腸炎または、嘔吐下痢症とも呼ばれます。
子どもの嘔吐や下痢は、この急性胃腸炎によるものがほとんどです。
特に、ロタウイルス、ノロウイルスの感染によるものが半数にのぼります。
これらのウイルスは感染力が強く、患者さんの便や吐いたものと一緒に排出されたウイルスが、人から人へと感染していきます。

治療は?

急性胃腸炎には、特効薬はありません。
体の中に入ってしまった細菌やウイルスを体外に出そうとして下痢・嘔吐などの症状が出るため、下痢なども必要な体の反応として、止めてしまわない方がいいと言われています。
長くても2週間以内には自然に治る病気です。

下痢・嘔吐時の脱水症に要注意!!

子どものからだは、大人に比べて必要とされる水分の割合が多く、また水分量を調節する機能もまだ未熟なために、少しの嘔吐や下痢でも脱水症をおこす可能性があります。
脱水を生じると、「泣いても涙があまり出ない」「口の中がベタベタしている」「おしっこの量が減る」「唇が乾燥している」などのサインが出ます。
このようなサインが出ているときは病院への受診をお勧めします。
また、このような時の水分補給に適しているのが、経口補水液です。
あらかじめ用意していおき、嘔吐・下痢の症状が始まったら、脱水のサインが出る前に飲ませてあげましょう。
ここから重度の脱水症へ進行すると、目が落ちくぼんできて、泣いても涙が出なくなります。
さらに手足が冷たくなり、意識障害に陥ることもあります。
このような症状がみられたときは、ただちに救急診療を受けましょう。
また、便や吐物の中には多くの塩分(ナトリウム、カリウムなど)も含まれています。
そのため、蹴りや嘔吐がある場合は、水分だけでなく塩分不足にも注意が必要となります。
塩分不足が進行すると低ナトリウム血症を発症し、頭痛がしたり、意識がもうろうとしたりします。
重症になると、ひきつけを起こし、亡くなってしまうこともあります。
経口補水液には塩分(ナトリウム・カリウム)が多く含まれていて補給には効果的です。

お家でのケアのポイントは?

急性胃腸炎は、時間が経てば自然に治る病気です。
つらい嘔吐のピークは半日から1日程度で、長くても2~3日経つと治まります。
下痢のピークは2~3日で、長くても1週間程度です。
嘔吐や下痢の症状があるこの期間を、脱水症にならないように気を付けて乗り切りましょう!
脱水予防には、嘔吐や下痢によって失われた水分と塩分をバランスよく補うことが大切です。
この時、糖分を一緒にとると、腸からの吸収がよくなり、エネルギー補給にもなります。

少量ずつの水分摂取が大切

嘔吐を繰り返していても、その間に少しずつ水分を飲ませることが大切です。
ただし嘔吐しているときは、過敏になっていて一気に飲むと吐いてしまうため、ティースプーンに1杯程度の量を少しずつ飲ませていきましょう。
子どもは喉が渇くと、大量に一気に飲みたがりますが、スプーンやおちょこを使って少量ずつ回数を多く、吐かないことを確認しながら、量を少しずつ増やしてあげてください。
目安としては、200mlを2時間かけてゆっくりとスタートするくらいがいいと言われています。
下痢や嘔吐が続いていても、食事やミルクを制限する必要はありません。
ただし脂っこいものは胃腸に負担がかかるため、うどんや、おかゆを多めのお水で炊いて重湯にし、塩をひとつまみ加えたものなど、消化しやすいものをあげるのがおすすめです。
水やお茶を飲ませ続けると、体内の塩分濃度が下がり低ナトリウム血症を引き起こすことがあるので注意しましょう。

いかがでしたか。
今日は胃腸炎についてお話させていただきました。
まだまだ胃腸炎が流行する季節です。
自宅でのケアの参考にしていただけると嬉しいです。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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