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いますぐ始めよう!最新研究でわかった保湿のススメvol.1

こんにちは。子育てママのゆきです。
6月に入り蒸し暑い日が増えてきましたが、皆さん体調崩されたりしていませんか?

さて、今日は「保湿」についてのお話です。
近年の研究により、家庭で行うスキンケアでアレルギー予防ができることがわかってきました。
小児科医でアレルギー専門医の先生に、スキンケアをするといい理由、そして効果的なスキンケアの方法について教えていただきました。

なぜスキンケアが大切なの?

保湿をした方がいい理由①

アトピーやおむつかぶれ予防に

アトピー性皮膚炎の予防について、世界中の研究者が長年研究してきましたが、有効な方法が見つかっていませんでした。
しかし、2006年に皮膚のバリア機能に関する遺伝子の一つが証明され、アトピー性皮膚炎の予防に保湿が重要という考えが広まってきました。
アトピー予防の常識が変わったのです。
2014年に日本で行われた研究は、両親や兄弟にアトピー性皮膚炎の患者がいる遺伝的にアトピーになりやすい赤ちゃんに、生後1週間以内から毎日保湿するというものでした。
保湿剤を塗り続けたら、生後8か月までのアトピー性皮膚炎の発症率を32%下げるという結果でした。
この研究以外にも、生後すぐ赤ちゃんの全身を保湿することで、おむつかぶれやアトピーといった皮膚のトラブルを予防できることが明らかになっています。

保湿をした方がいい理由②

アレルギーマーチの予防になります

保湿で予防効果があるのは、アトピー性皮膚炎だけではありません。
喘息や食物アレルギーといったアレルギー疾患を予防できる可能性があることも近年わかってきました。
「アレルギーマーチ」という言葉を聞いたことがありますか?

これは、乳児期のアトピー性皮膚炎から始まり、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などをつぎつぎと発症する現象です。
乳児期のアトピー性皮膚炎は、その後の食物アレルギーの発症リスクが6倍にもなるという研究結果もあります。

ではなぜ、アトピー以外のアレルギー疾患も保湿が効果的なのでしょうか。

実は私たちの生活空間には、目に見えない細かな物質が飛んでいて、その中にはアレルギーの原因になる卵やピーナッツ、ミルクといったさまざまな種類のタンパク質が含まれています。
例えば、朝ごはんに出したゆで卵のタンパク質がホコリに紛れ込んで、人の肌にくっつきます。
その人の肌のバリア機能が高ければ問題ないのですが、ガサガサしたり、赤くなったりなど炎症を起こしている状態だと、体にアレルギー源と判断され、アレルギー反応を引き起こすと考えられています。

少し難しい言葉ですが、「二重抗原暴露仮説」という言葉があります。

卵やピーナッツ、小麦などが食べ物として腸から体内に吸収された場合は、アレルギーに対しては予防に働き、炎症を起こしている皮膚から入ってきたタンパク質は、アレルギー発症に関連するという考えです。

乳児期にはじめて卵を食べたのに食物アレルギーが出たという子は、それ以前に炎症を起こしている皮膚から卵のタンパク質を取り込んだために卵アレルギーになっていたと考えられるのです。

卵やピーナッツ、小麦などを家に持ち込まなければいいと考える方もいるかもしれません。
しかし、保育園など集団の中に入ることも考えると現実的に難しい。

そのため、皮膚からタンパク質が体内に侵入することを防ぐ意味で、保湿をして肌のバリア機能を高めておくことがアレルギー疾患予防になるのです。

いかがでしたか。
今回は保湿の重要性についてお話ししました。

次回は、効果的な保湿方法の実際についてお話していきたいと思います。



本日もお読みいただきありがとうございました。


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