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妊娠から出産当日まで リアル・シミュレーション~はじめての妊娠 はじめての出産 Vol.1~

こんにちは。子育てママのゆきです。
3月に入って少し春の暖かさを感じる日もありますが、まだまだ肌寒い日も多いですね。
さて、しばらく子育て関連のコラムが続きましたので、今回はマタニティ編です。
何回かに分けて、妊娠初期から、出産までの基本情報をお伝えできればと思います。
初めての妊娠や出産は戸惑うことばかり…。
でも出産当日までの基本的な流れを知っておけば安心です。

妊娠した時が「産みどき」体を特別扱いしなくていい

産院で、医師から「妊娠していますよ。」と言われたとき、もしくは妊娠検査薬で陽性が出たとき、あなたはどう思いましたか?
「うれしい」という思いがある一方で、今までの生活が一変することや経済的なこと、積み重ねたキャリアなど、さまざまな不安が頭をよぎったかもしれません。
でも最後にたどり着くのは、「子どもを持つ」という喜びだったのでは。
自分の中に育っている小さな命のためにも、妊娠・出産時に起こる心身の様々な変化をきちんとキャッチしておきたいものです。
そこで、妊娠・出産・産後に関する基本的なことを、産婦人科の先生にお聞きしてまとめてみました。
最近は晩婚化の影響か、初めて妊娠する人の年齢層の中心が、20歳代後半~30歳代になっています。
授かり婚も増えていて、突然の妊娠に戸惑う人も少なくありません。
でも、妊娠した時がその人にとって出産するのにベストな時期。
体の自然な判断を素直に受け止めることが、自分の体と、その中に宿る小さな命を愛おしむ気持ちにつながるのだと思います。
赤ちゃんを迎え入れた自分の体を信じ、妊娠を前向きに楽しめたらいいですね。

30歳代の体は、”産み盛り”。
産休や育休をとってから仕事復帰し、育児と仕事を上手にこなすパワフルママも増えています。
本来妊娠は生理現象の一つです。
女性として生まれた体にとって、自然な出来事に過ぎません。
ですから、特別な意識をもったり、それまでの生活を極端に変えたりする必要はないんです。
仕事や性交渉も、妊娠の経過に合わせて、必要に応じて少しずつ変化させていくうちに、産後はまた新しい展開になっていくでしょう。

妊娠中はパートナーとの関係も変化しますが、新しい命との出会いを楽しみに過ごし、産後や驚きと戸惑いと喜びに満ちた生活を楽しんでくださいね。

心も体も少しずつ変わっていく「ママ」になるための10か月

妊娠したとたん、誰でも「ママ」として目覚めるわけではありません。
少しずつ「ママの気持ち」が育っていきます。

【妊娠初期】人間関係の「再編期」周囲やパートナーとの関係を見直してみよう

切迫流産や流産のリスクが高い時期ではありますが、日常生活は、基本的にそれまで通りでかまいません。
ただ、体調を崩しやすい時期でもあるので、仕事をしている人は無理をせず、職場では上司に理解を求めるなどの努力も大事です。
妊娠するとすぐ、つわりに悩まされる人も出てきます。
妊娠初期は胎児もまだ小さく、母体に蓄積された栄養を吸収して成長しているので、つわりで食べられないとしても、胎児の発育に悪い影響はありません。
ただし、赤ちゃんの成長を妨げ、流・早産を引き起こす危険もあるので喫煙はやめましょう。
妊娠初期は体と心の変革期ですが、周囲との人間関係も変化するといいます。
妊娠中や出産後は、夫だけでなく、両家の親や職場の人たちの助けも必要になるときがあります。
特に妊娠初期は、今までの人間関係を再構築するのにいい時期。
両親には、困ったときは協力してもらえるよう、今のうちにお願いしておきましょう。
上司には早めに妊娠したことを伝え、産休に入る時期などを相談しておくことをおすすめします。
こうしたやりとりが人間関係を深め、子育ての時の大きな支えにつながっていくのです。

2か月(4~7週)

ママ:子宮の大きさはレモン大くらい。
高温期が続き、月経がなくなります。
乳房が張る、だるさがある、おりものが増える、便秘になるなど妊娠のサインが見られる人も。
普段から服用している薬やサプリメントがある人は産婦人科医に相談しましょう。

赤ちゃん:頭の先からお尻の下まで(頭殿長)約1cm。
まずは「胎のう」(赤ちゃんの入った袋)が、その後胎のうの中に胎芽(赤ちゃん)が確認できます。
脳や神経細胞、内臓や目、鼻、口などの器官が作られ始めます。

3か月(8~11週)

ママ:子宮の大きさは大人の握りこぶし大くらい。
多くの人につわりが始まり、ピークを迎えます。
吐き気がしたり、水すら受け付けずに体重が減ることも。
重症の場合は受診しましょう。

赤ちゃん:頭殿長は4cmくらい。
3頭身になり、頭、胴、手足が見えてきて、人間らしい姿形になります。
いわゆる「胎児」と呼ばれるのはこの時期から。
内臓の一部が活動を始め、羊水を飲んでおしっこをするように。
超音波検査で赤ちゃんの心拍が確認できます。

4か月(12~15週)

ママ:子宮の大きさは新生児の頭ほど。
15週前後で胎盤が完成します。
つわりが治まって気分がすっきりしてくる人が増えるので、食べ過ぎに気を付けます。
子宮が大きくなるにつれ、足がつったり、肩こりなども。
不正出血やおなかの張りがあったら、無理をせずに休んでください。
体を締め付けないマタニティ用の下着を付け始めます。

赤ちゃん:身長は15cmくらい。
内臓や手足などの器官がほぼ完成します。
大脳や小脳も形成され、骨や筋肉も発達して、ぐんと増えた羊水の中で、くるっと一回転したり、手足を動かすなど、運動も活発になってきます。
口に触れたものに吸い付く反射機能も見られます。

【妊娠中期】安定した「母子共存期」出産に向けて体力づくりを始めよう

流産しやすい時期を越え、つわりが治まる人も多いため、過ごしやすい「安定期」になります。
授かり婚の人は、結婚式や引っ越しなどをすることがありますが、無理をしないことを心がけ、家族にも協力してもらいながら過ごしましょう。
この時期から始めたいのが体重管理。
食品や食材について、カロリーや栄養素などを頭に入れておきましょう。
食事の栄養バランスがわかるようになれば、産後は離乳食や子どものお弁当作りなど、長期的に役立ちます。
体重管理も含め、出産や産後に備えて、基礎体力を養うために、マタニティスイミングなどの運動を始めるのもいいでしょう。
手軽に一人で行うなら、散歩がてら、自宅周辺をウォーキングしてみては。

またこの時期は、歯の健康管理も大事なんです。
妊娠すると歯周ポケットが深くなるため、歯周病菌が血管を通って羊膜炎を起こし、早産を誘発する可能性があるといわれています。
産後は通院が難しくなりますし、体調を見ながら早めに治療を済ませておくといいですね。
仕事をしている人は、合間に体を伸ばすなど、こまめに息抜きすることを忘れないでください。
デスクワークなどで同じ姿勢を続けていると、血液循環が悪くなり、おなかの張りなどの原因になります。
産後も仕事を続けようと思っている人は、身軽なうちに、保育園探しをしておくといいですよ。

5か月(16~19週)

ママ:子宮の大きさは大人の頭ほど。
早い人では胎動を感じることもあります。
おなかが目立ってくるので、腹帯をする人も。
乳腺が発達し、乳首から黄色っぽい分泌物が出ることがあります。
乳房に脂肪が付き、サイズが大きくなってくる人もいるでしょう。
この時期戌の日に神社へお参りし、腹帯を巻いて安産祈願をする風習もあります。

赤ちゃん:身長は20~25cmほど。
体全体に皮下脂肪が付き、赤ちゃんらしい体つきになります。
骨格や筋肉がしっかりして運動神経も発達してくるため、伸びやキックなどの運動ができるように。
指を動かすなど細かい動きも出来ます。
外性器から性別の判断が付きやすくなる時期です。

6か月(20~23週)

ママ:子宮底長(恥骨の中央から子宮の上の端まで)は約18~21cm。
多くの人が胎動を感じます。
おなかの膨らみがさらに目立って前に突き出た姿勢になり、腰や肩、背中に負担が。
おなかの中央に走る直線(正中線)が見え始めることも。
子宮が内臓を圧迫し始め、動機や息切れがあります。
下半身の血流が悪くなりがちなので静脈瘤に注意です。

赤ちゃん:身長25~30cmくらい。
骨や筋肉がますます発達し、体を大きく動かすように。
眉毛やまつ毛が生え始めます。
耳が聞こえ始め、ママの声や外界の音に反応することも。
22週を過ぎれば、完全ではないものの、肺が発達し始め、万が一この時期に出産しても生存できる可能性が出てきます。

7か月(24~27週)

ママ:子宮底長22~24cmくらい。
子宮がおへそより高い位置にせり出し、仰向けに寝るのがつらくなります。
貧血になりやすい時期なので、健診で指摘された場合は、食事などで意識して鉄分補給を心がけて。
大きくなった子宮が腸を圧迫して便秘になりやすく、いきみ過ぎて痔になることも。
便秘には薬を処方してもらいましょう。


いかがでしたか。
長くなりそうなので今日はここまでです。
今日は妊娠初期~中期についてのお話をさせていただきました。

次回はこの続きで、妊娠後期・出産についてお話していこうと思います。

今妊娠中のママさんだけでなく、その周りの方々にもお読みいただき、妊娠で起こる様々な変化について知っていただける機会になればいいなと思っています。
そしてそれが、ママや赤ちゃんの安心につながればうれしいです。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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