


インフルエンザ対策には口腔ケアが有効?!
こんにちは。子育てママのゆきです。
すっかり秋も深まり肌寒い日が続いていますね。
寒くなってくると様々な感染症が流行り出します。
私の勤める小児科にもインフルエンザの子がちらほら来始めています。
妊婦さんはもちろん、子育て中のママもお子さん含め自分自身がかかってしまうとしんどいですよね・・。
みんなでインフルエンザ予防しましょう!
インフルエンザの予防にはワクチン接種、手洗い、うがい等が有効と言われていますが、近年注目されているのが口腔ケアなんです!
実は口腔内には驚くほど大量の細菌が生息しています。
これらの細菌はプロテアーゼという酵素を出す特性があります。
口腔内を不潔な状態にしておくと細菌が増殖しますし、何より恐ろしいのは、プロテアーゼがインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする働きがあるということなのです!
つまり、口腔ケアをせずに不潔な状態にしておく→プロテアーゼの量が増える→インフルエンザに感染しやすくなる ということなのです。
実際に、介護施設や小学校などで歯磨き指導を徹底したところ、インフルエンザの罹患率が低下したという報告もあるそうです。
では効果的な磨き方とは?
インフルエンザなど感染症予防に取り入れてほしい歯磨きのポイントです。
①夜は特に入念に磨く
眠っている間は唾液量が減り、細菌が繁殖しやすい状態になるため、寝る前の歯磨きを丁寧に行うと細菌の増殖を防ぐ効果があります。
②朝は起床後すぐ磨く
睡眠中に繁殖した細菌が口腔内に多く生息している起床時。
うがいや歯磨きをしないまま飲み物を飲んだり、食事をすると、体内にウイルスや細菌をそのまま取り込んでしまうことになります!
③舌も忘れずに磨く
最近は歯だけでなく、舌の上にも生息しているため、歯磨きの際には舌磨きも忘れずに行いましょう。ただし強くこすってしまうと、舌の粘膜を傷つけてしまいますので、優しくこするのがポイントです。
歯磨きはインフルエンザ予防に一定の効果が見られることを理解して、今日からしっかり歯磨きも励行したいですね。
皆様体調にはお気をつけくださいませ。
参考 日本訪問歯科協会