INTERVIEW

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岸畑聖月
20代

Mizuki Kishihata

どんな活動をしていますか
助産師の自立を支援~コミュニティと雇用の場を創造します~
助産師をしています。6月以降は現在勤めている病院の就労形態をパート勤務に切り替えて、起業する予定です。
私が代表を務めるWith Midwifeの活動内容は大きく分けて二つ。一つは助産師のコミュニティーづくりです。助産師って学生時代や就職後の病院などでの縦のつながりはあるのですが、横の繋がりというのがあまりないんです。組織を越えて、もっと支えあえたり情報を共有しあったりすることが必要だと感じ活動を始めました。最初は私個人が小さなイベントを企画し、開催する中で自然にできたコミュニティだったのですが、4月からは2人の協力者を得て、SNSでグループを作りメンバーを募ったところ、1週間ほどで全国各地から100人ほどの助産師が集まりました。1月にLED関西に出場するまでは、ここまで広がるビジョンは全く見えていませんでしたが、この出場が後押しとなり、事業実現への加速が驚くほど早かったと感じています。今後はSNSだけではなくwebサイトも構築して、情報を発信したり、今までになかった雇用の機会も提供できればいいなと考えています。
岸畑さんが提唱する「助産師の能力を活かす新しい形」とは?
企業との連携でマタニティから産後のママの心と体をトータルサポート
もともと私の根元には、潜在助産師を無くしたいという思いがあります。実は助産師は半分以上が資格を所有していながら就業していない「潜在助産師」なんです。基本的には女性の職場ですので、自身の出産を機に退職したという場合もあります。しかし病院という生と死に関わるところで、自分の身にも起きうることが目の前で起きるわけですから、二次受傷(トラウマ)を受けやすい職場でもあるのです。医療が発達した中で、業務内容も助産師の本来の役割であるお産に寄り添うということから、高度な分娩管理なども必要となってきました。助産師はより緊張感や責任感が高まる仕事になり、病院からはなれるというケースも多くなっています。けれど助産師の仕事は多様で、病院勤務以外にもいろんな役割があります。子育て支援や性教育、更年期の支援など、女性を幅広くフォローアップできる助産師の能力を活かして、潜在助産師さんに新たな働き方を提供する。With Midwifeの活動のもう1点は、この潜在助産師の雇用につながります。With Midwifeとして、企業で働く家族の妊娠から産後1年までの「継続的な助産ケア」を商品としてパッケージ化して販売する予定です。1つの家族に対して最大2年間、企業の福利厚生の一部としてサポートしていきたいと考えています。妊娠中からの知識提供や育児指導などを、助産師として介入し産後つまづかないように支援する、あるようでなかった形です。出産して退院後の最も不安な時期に、産前から寄り添ってきた私たち助産師が自宅に伺い、沐浴をし、相談ができるのは、とても心強いはずです。企業が社員の妊娠出産子育てをフルサポートするための新しい商品です。働きたい助産師と助けてほしい家族が自然にまじわれるようなサービスに育てていきたいです。