【3月8日開催】父親支援の専門家が京都に集結!男性育休を成功に導く具体策とその未来
2025年3月8日(土)、男性の育児支援有識者フォーラム「父親支援の専門家が京都に集結!男性育休を成功に導く具体策とその未来」を開催いたします。
本フォーラムは「京都府子育てにやさしい職場環境づくりサービス創造補助金」の採択を受け実施するイベントです。父親支援や男性育休に関する最新の動向や取り組みを共有し、これからの父親への育児支援がどうあるべきかを検討することで、企業や個人が具体的な行動に移すためのヒントを共有する場として企画されました。
今回、第1部に登壇予定の有識者4名は初対面となり、リアルでのディスカッションを行うことも初めてとなります。今回のフォーラムによって、急速に変化する男性の育児背景やその支援策を企業担当者さま、支援者さま、当事者さまと共に考え、現時点での示唆を導き出すことをめざします。
また、第2部では企業視点も交えてフォーラムを進行します。地域コミュニティが希薄化する今、現代社会のセーフティネットとしても意味をもつ「企業」。また、2022年からは「産後パパ育休(出生時育児休業)」が新設、2025年4月には「育児期の柔軟な働き方を実現するための措置の拡充」をめざし育児・介護休業法がさらに改定されるなど、社会・政治からの要請も強まってきています。その変化を企業としてどう受け止めることが、従業員の本質的な幸福につながるのか、第二部では企業の垣根を超えて人事担当者・当事者・専門家と共にヒントを見出します。
開催概要
日程:2025年3月8日(土)13:00-15:00(12:30より受付開始)
※終了後30分ほど全体ディスカッションを行いますので、関心がある方はご参加ください。
場所:京都市男女共同参画センター ウィングス京都「セミナー室A/B」
(〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262番地)
定員:100名(先着順)
申し込み締め切り:2025年2月末
形式:対面での開催 ※オンライン配信はございません
参加費用:無料
フォーラム構成:2部制
第1部…男性の育児支援有識者によるセッション
男性の育児支援に関する有識者4名が一堂に会し、対面でのディスカッションを行います。事前に打ち合わせを重ねておりますが、常にアップデートし続ける知見を最大限に生かすため、前日にトークテーマを最終決定し、当日の対話を通じてそれぞれの専門的立場からの見解を相互に交換し合います。
登壇者
1)竹原 健二 氏(国立成育医療研究センター研究所 政策科学研究部 部長)
2)中里 英樹 氏(甲南大学文学部教授)
3)村上 寛 氏 (信州大学医学部 周産期のこころの医学講座 講師)
4)平野 翔大 氏(一般社団法人 Daddy Support協会 代表理事・産業医)
モデレーター・・・株式会社With Midwife 代表取締役 岸畑 聖月
第2部…男性育休取得者および企業担当者によるセッション
冒頭に産業医として企業に関わる平野氏より実情をお伺いします。続いて、男性育休制度を推進する企業担当者様より、社内制度の事例、実施経緯、社内外に与えた変化等についてお伝えします。また、当事者視点からの意見として実際の男性育休取得者の声をお届けし、企業が実施できる育児支援の可能性について検討します。
登壇企業
1) パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社
DEI・組織開発室 糀谷 貴宣 氏、武内 大隼 氏
2) コミュニティ・バンク京信(京都信用金庫) 人事部 中村 篤人 氏
3) 株式会社ウエダ本社 経営企画 森島 啓太 氏
男性の育児支援有識者 プロフィール
・国立成育医療研究センター研究所 政策科学研究部 部長 竹原 健二 氏
筑波大学卒業後、国立保健医療科学院、筑波大学大学院にて疫学・公衆衛生学を学ぶ。博士課程修了後に、国立成育医療研究センター研究所政策科学研究部に研究員として着任し、現在に至る。研究者として働く一方で、3児の子育てをしている中で父親への支援が社会的に大きく不足していることを実感し、立ち会い出産や産前・産後の父親のメンタルヘルスや困りごとに関する研究を開始する。他にも、様々な母子保健・成育医療に関連する政策のためのエビデンスの創出に取り組んでいる。2020年より父親支援に関連した国の研究班の代表者を務め、日本の父親の実態に関するエビデンスの創出や、父親支援の社会実装に向け、自治体の担当者や保健医療従事者を対象に情報発信や研修を数多く担当している。
・甲南大学文学部教授 中里 英樹 氏
甲南大学文学部教授。専門は家族社会学で「子育て期のワーク・ライフ・バランス」が主な研究テーマ。2012年から育児休業の国際研究ネットワークに参加し、スウェーデン、ドイツ、オーストラリアなどとの比較を交えて、父親の育児休業取得に関する研究を行っている。その成果を2023年に『男性育休の社会学』(さいはて社)にまとめ、メディア等でも現在の男性育休推進施策の課題を提起している。その他の著書・訳書に 『〈わたし〉からはじまる社会学 ―家族とジェンダーから歴史、そして世界へ』(共編著、有斐閣)、『親の仕事と子どものホンネ』(共訳書、岩波書店)などがある。
・一般社団法人 Daddy Support協会 代表理事・産業医 平野 翔大 氏
産婦人科医として病院で勤務後、産業医に転じ、現在は大企業統括産業医を務める。また産婦人科・産業医の経験から、育休推進に伴う「働く父親の問題」に着目、(一社)Daddy Support協会を2021年に創設、代表理事として自治体・企業との男性育児支援活動や政策提言などを進める。医療ジャーナリストとしても女性の健康経営やDE&Iの発信、大企業や官公庁での研修・講演も行う。著書に「ポストイクメンの男性育児」(中公新書ラクレ)。
・信州大学医学部 周産期のこころの医学講座 講師 村上 寛 氏
医師。
信州大学医学部内に日本で初めての周産期メンタルヘルスに特化した大学講座「周産期のこころの医学講座」を創設。
信州大学医学部附属病院「周産期のこころの外来」・「周産期の父親の外来」にて妊産婦さんや父親のメンタルヘルスサポートや産後うつ病の治療を行っている。
また日本各地で周産期メンタルヘルスや母子保健に関する講演会・研修会を開催している。
晶文社出版『さよなら、産後うつ』著者。
【注意事項】
・会場の駐車場は使用できません。会場へお越しの際は、電車・バスなど公共交通機関をご利用ください。
・お子さまご同伴でのご参加が可能ですが、保護者さまご自身でのケアをお願いいたします。また、当日は会場の授乳室をご利用いただけます。
【お申込みについて】
以下のPeatixページよりお申込みください。Googleフォームからのお申し込みも可能です。